空き家をあと6か月持つといくら?先送り費用の計算方法

空き家をあと6か月持つといくら?先送り費用の計算方法

空き家を売るか、残すか、貸すか。すぐに結論が出ないことは珍しくありません。ただし「半年だけ様子を見る」にも費用はかかります。ここでは売却価格を予想するのではなく、判断を半年延ばした場合の持ち出しを、手元の書類から整理します。

まず年間費用を3つに分ける

1. 毎年ほぼ決まって発生する費用

固定資産税・都市計画税、火災・地震保険、管理サービスの定額料金などです。年額が分かれば、半年分の目安は「年額÷2」で計算できます。複数年契約の保険は、支払額を契約年数で割って年額に直します。

2. 毎月または使った分だけ発生する費用

電気、水道、ガス、通信、警備などです。直近6〜12か月の請求を確認し、基本料金と使用料を分けます。停止しているつもりでも基本料金だけ続いている場合があります。

3. 予定外に発生する費用

草刈り、庭木、雨どい、漏水、害虫、鍵、台風後の確認、現地への交通費などです。金額が読めないものは0円にせず、「未確認」として残します。過去2〜3年の支払いが分かるなら、その合計を年数で割った金額も参考になります。

半年分の考え方

半年の目安=年間の固定費÷2+今後6か月に予定する管理・交通費+修繕の予備枠

たとえば、確認できた年間費用が24万円、半年間の草刈りと交通費が4万円なら、確認できた半年負担は16万円です。ただし未確認項目や突発修繕は含まれません。「16万円で済む」ではなく「少なくとも確認できた分が16万円」と読みます。

半年待つ意味があるかを判断する3問

  1. 半年後に新しく分かることは何か
  2. その情報を誰が、いつまでに確認するか
  3. 半年後に結論が出なかった場合、もう一度延長するのか

利用予定も調査予定もないまま待つと、同じ判断が半年後へ移るだけです。逆に、相続登記の準備、査定、家財整理などの予定が決まっているなら、半年を準備期間として使えます。

空き家の年間費用を整理する

簡易計算は判断材料の整理を目的とし、将来費用を保証するものではありません。物件固有の税金、契約、修繕は各確認先へお問い合わせください。

先送り費用を確認した後に、相談先の比較項目を見る